2013-06-11-Tue-01:02
【 活動記録 】 床のラインはここです

(床をはるのは、内装ワークショップです。この場所に床をはるとしたらこのラインに来る構造設計という意味です。)
先日、金物屋さんで、外装/構造設計担当の林設計士と文化財課の多和田さんと
外装および構造補強改修について、家の中を実際にみながら確認してきました。
今週末のワークショップでは、構造の改修設計図をみながら皆さんと話ができると思います。
どの柱、壁が残り
どこに新しい柱、壁ができるのか
同様に
どの材が残り、どの材は廃棄予定なのか
どの瓦は残り、どの瓦は廃棄予定なのか
ひさしの樋は?
配電盤の碍子は?
2Fの戸箱は?
などなど、かなり細かく確認することができました。
残すべきものを残すことは言うまでもありませんが
6月、7月のワークショップでは
建物の材を含めた廃棄予定のモノの中に
・どうしてかわからないけれど心惹かれて残したいもの
・再利用できるもの
を見つけることが、私たちの大事な仕事のひとつになりそうです。
是非、みなさん次回のワークショップではそういう目で金物屋さんを見てみてください。
金物屋さんの「今」を記録する、記憶する大切な作業です☆
林さんにいろいろ作業の方法をお聞きしたところ
ひとまず、残したいものには、印をつけていくといいみたい。
養生テープを貼っていくのが一般的みたいです♩

重要伝統的建造物群保存地区の建物なので
外装については、「町並み保存」という観点で
構造については、「後世に残る強い構造」という観点で制約があります。
それでも、次回ワークショップでみなさんと話し合い
現時点での内装のイメージを林さんに伝えることがとても重要です。
構造補強設計は、林さんの熱意と技量で、内装設計案に寄り添うものに変更可能な場合もあるからです☆
私たちは、新しい金物屋さんをつくっていくのだけれど
同時に歴史にひとつの区切りをつけ
今の姿を見届ける存在でもあるのだなぁと思いました。
次回のワークショップ、いい時間になるといいな♩
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