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2013-08-06-Tue-00:51

【 その他 】 おばあちゃんのピンク

私が毎朝つけるチーク。
祖母が使っていたものです。
IMG_1827.jpg

正確に言うと、祖母はこのチークを恐らく数えるほどしか使っていないと思う。祖母はこのチークを使い切る前に、病気のため私が小学3年生のときなくなりました。

子どもながらに、とてもお洒落で、正義感に溢れ、姉御肌の人だったことをよく覚えています。
大学生のとき、帰省した実家で母の化粧品を借りようと、洗面台の引き出しをあけたらこのチークが出てきました。

おばあちゃんらしい色だと思いました。
母はチークを使わない人なので譲り受けました。

当時は、この鮮やかなピンクがとても恥ずかしく、ほとんど使っていませんでしたが、ここ2年ほど、このチークを使っています。

小さい頃から、母に言われて来たことがあります。
「玄関はいつも奇麗にしておかなきゃだめ。汚くしていたら家に来た人が迷惑だったかなと思っちゃうでしょう」
母自身が祖母から言われて来たことだそうです。
当時の私は、良い格好がしたいだけなんじゃないかと思っていましたが
最近になって、祖母の人となりからこの言葉が腑に落ちて
そして改めて母を見ると、このDNAが受け継がれていることを発見し
素敵な心意気だなぁと思います。

祖母が覗いた鏡を覗いて、祖母のピンクを頬にのせていく。
とっても発色がよくって、気をつけないとついついおかめさんみたいになってしまいます。

使い切る頃、私はどんな人生を送っているのだろう。
それとも将来、私の娘が使ってたりして。

最近、足助から名古屋へ帰る途中で
ふとこんなことを思っていました。
運転しながら、なぜこんなことを思うのだろう?と考えました。

足助という町は、いつ行っても観光客や私たちを受け入れてくれます。
いつもの町並みがあって
いつも通り、カフェには美味しい焼き菓子が焼けていて
和菓子屋さんには朝からレジ横にフワフワの白パンが並んでます。
本屋さん、牛乳屋さん、電気屋さん、お米屋さん、莨屋さん、八百屋さん、洋服屋さん・・・
変わらない景色があって、新しい商品が棚に並びます。
たんころ作業場もいつも開いていた。

祖母の言葉で言うなら
いつも玄関を奇麗にして訪問客を待っていてくれる感じ。
商売のためだけじゃないことは町を歩いていれば伝わってきます。

私にとって、そういう町です。
そういう心意気の人たちがいる町なんだと思います。


私がおかめさんになっているときそっと見守っててください♩




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